親戚のご不幸と仕事、どちらが優先?

珍しくお風呂にでも入ろうか?という時間にお義母さんがやってきた。

 

"大叔母さんが今夜あたりがやまかもしれないって。
 それで病院に今までいたんだけど…"

 

と、相変わらずまとまりのない話し方で状況説明を一通りしてくれて…

 

"で、万が一の時はお葬式とか行く?私だけ行けばいいわよね??"

 

普通のお嫁さんなら何て答えるんでしょうか?

 

私はとりあえず…
"ハチが決めることなので…彼を差し置いて私が行きます!ってのも変ですし。
 もしものときは、ハチと相談しましょう。"

といって、その夜は幕が閉じた。

 

翌朝、ハチと顔を合わせたので↑の話は伝えておいた。
伝えてはおいたが、特に不幸の知らせが届くこともなく…
一命は取り留めたのかと思っておりました。

 

そしてさらに翌日。
子供たちを迎えに行く道中で、葬儀屋の捨て看板に目が留まった。
"○○地区、●●家" ・・・住所も名前も我が家と一緒。
これは大叔母さんが亡くなったか?それとも近所の別の方?
どちらにせよ…と主人にLINE。

"○○地区●●家っ葬儀屋の捨て看板出てるけど何か聞いてる?"

"大叔母さんが亡くなったのは聞いています。多分、それだと思います。"

ちょっとまてーーーー!!
大叔母さんが亡くなった連絡はないんかい!!

本日も1はぁ?(怒)入りました~。

LINE>"そちらだけで話がまとまっているようなので、葬儀等行くかどうかは決まったのかな?"

・・・4時間後・・・

LINE<"お袋に確認したら、明日がお通夜で明後日が告別式だそうです"

 

なぜ、"行くかどうか決まったか?"という質問に対し日程の返信?
しかも、この日のLINEはこれで終わり。

結局、行くのかどうかもわからない状況のまま翌日私はいつも通り出社。


すると、お昼過ぎに。

LINE>"事務所から近いので、今夜仕事を抜けてお通夜に行ってきます"

 

今ですか?
それって、今の今、決まったことですか???

相変わらず報連相のタイミング…ズレズレ!!!

 

  • 香典や、香典袋の用意もできない。
  • っていうか、私には行く?って聞かないんだ。
  • そもそも定時後なんだから仕事抜けてじゃなくてそのまま帰れや!

そんな私の勝手な言い分は飲み込んでこの件は終了しました。

 

と思ったのですが。。。

 

その数日後。


追い打ちをかけるのはやっぱりこの人、お義母様!!! デターッ!!

 

"ハチは来ないと思ったけど、来たからびっくりしたわ。ドラニちゃんが言ったの?"

 

と大叔母さんの通夜に主人が参列したことについての話をされた。

 

"行けとは言ってないが、私たちが結婚した報告に行ったときに、
 ミッフィーちゃんのスリッパとかいただいたよね。って話はしました。"
 
"いやほら。仕事の方が大切だから、わざわざ来なくたっていいって思ってたから~"

 

デターッ!! 価値観の違い。

はい、本日も1はぁ?(怒)入りました~。

 

少なからず親交のあった人の葬儀や通夜>仕事

 

という価値観。私とは真逆。

 

葬儀や通夜=生涯で1度きりのもの。
それ以上に仕事が大切といいきる。

 

しかも、そのあとのお義母様の話からは
子供の頃、お小遣いをいただいたりとそれなりの親交があったことが判明。

 

なら、なおさらだろ!?

 

そもそも私が主人の立場なら、悩むことなく参列する。即決。
それを決めて、仕事の調整に入る。
私の予想だが、私がミッフィーちゃんのスリッパの話をしなければ
きっと主人は参列しなかったと思う。
そういう人たちだ。

世の中ではそんなに仕事が大切なんですかね?

お世話になった人たちを大切にできない人が
どれだけ一生懸命仕事しても…
それほど評価される仕事にならない気がしてならない。
その先に、得られるものってなんなのだろう。。。

例えば、うちの主人が医師で、通夜の時も葬儀の時も
オペが入っていて難しい。という話なら、わかる。
人の命がかかっているんだもん。
それは大叔母さんだって、仕事を優先して!というさ。
でもさ、普通の会社員で。
しかもお通夜の時間なんて定時後の話。
私にしてみれば、お通夜に行かない理由にはならない。

自分が同僚や上司でも、親族のお通夜で…っていう人を
はぁ?仕事と親族のお通夜どっちが大切なんだ?
なんて反応しないでしょ?行ってきな、行ってきな!!でしょ??

んん?お義母が会社の上司だったら、
けしからん!あいつは仕事をなめてる!!ってなるのか?!
それってば、ブラック企業パワハラじゃない?!

 

私の常識は夫家族の非常識。
それだけが身に染みた一件でした。

 

大叔母様、そんなわけで通夜も葬儀も参列できなかったけど
どうか安らかにお眠りください。
私の中でも大叔母様の存在は残っています。
ありがとうございました。

デターッ!!